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みなさんこんにちは!
今回は、‘mdiapp+’(naotarou氏開発)での、頻繫なバージョンアップに対応するための、ちょっとしたコツを紹介します!
mdiapp+はバージョンアップが頻繫。ありがたい反面、ちょっとした問題も
mdiapp+は、短期間のうちに頻繫で、精力的なアップデートをおこなっています。
しかしその恩恵を受けたくとも、配布形式が‘zipファイル’です。このzipファイルを自力でダウンロードして解凍し、そこで得られた‘実行可能形式ファイル’(以降‘EXEファイル’と略します)をつかいます。
ただし、これには少し問題があります。
それはこうして得られたEXEファイルをそのまま使用すると、ペンタブレットのアプリケーション別設定が、新しいバージョンのEXEファイルに引き継がれないことです。
※ ペンタブレットは以降ペンタブと略します。
特に‘ワコム’製(Site)のペンタブにおける、デファクト・スタンダード(事実上の標準)機種とみられる‘INTUOS’(Site)シリーズでは、問題になってきます。
要するに、「せっかくカスタマイズしたペンタブの設定が、バージョン・アップすると、反映されなくなる」という問題です。
この問題の原因は、EXEファイルがバージョン別に異なることに起因します。
頻繫なバージョンアップの恩恵を受けるための、ちょっとしたコツ
しかしせっかく精力的にアップデートがなされており、できるならこの恩恵を受けたい。
そう思いますよね?
そこで、以下のように管理します。
mdiapp+をワコム製ペンタブで運用するコツ
- mdiapp+の最新バージョンをダウンロードし解凍します。
- そこで得られたEXEファイルを、特定のフォルダに固定的な名前に変更し、上書きして管理します。
- ワコムタブレットのプロパティでは、その固定的な名前にしたEXEファイルに対して、設定します。
要するにこの問題は、「EXEファイルを、統一の名前で運用する」ことで対応可能だというわけです。
事実、INTUOSのヘルプファイルにも以下のような解説が記述されています。
INTUOS PT Mヘルプ - 特定のソフトウェアに対する設定
2つのソフトウェアの実行ファイル名が同じであれば、この2つのソフトウェアはカスタマイズされた設定を共有します。
mdiapp+の最新バージョンをダウンロードし解凍する
mdiapp+の最新版の公開先(https://d.hatena.ne.jp/MDIAPP/)へアクセスし、最新版をダウンロードします。
それを解凍します。

特定のフォルダに固定的な名前に変更し、上書きして管理する
得られたEXEファイルを、任意の固定的な名前に変更して、特定のフォルダに上書きして管理します。
たとえば、解凍して得られた「mdiapp+15003_64bit.exe」の場合です。
- 「mdiapp_64bit.exe」(※)とファイル名を変更する
- 任意のフォルダに格納し、上書きする
- 任意のフォルダとは、例えば「d:\soft\mdiapp\」などのことです
※ 32ビット環境なら任意で変更してください

その固定的な名前にしたEXEファイルに対して設定する
あとは、そのEXEファイルに対して、ペンタブレットの設定をおこないます。

ワコム製ペンタブで、既に設定されている内容を、後から別のEXEファイルに変更する方法
以下の記事を参照してください。
最後に
今回はmdiapp+で運用するためのちょっとしたコツを紹介しました。
この方法は知っている人は知っていることだと思います。
この方法を実践し、mdiapp+の頻繫なバージョンアップの恩恵を最大限に受けてくださいね!
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