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【DM200】ポメラニアンが気になる小さなところ

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待ちに待ったDM200。 http://www.kingjim.co.jp/ より引用。
この記事の所要時間: 626

この記事を閲覧している方は、

KING JIM(http://www.kingjim.co.jp/)の

「デジタルメモ・ポメラ(http://www.kingjim.co.jp/pomera/)」の最新機種であるDM200が10月21日に発売されることはご存知でしょう。

管理人はさっそく予約してしまいました。

そして、

DM200が届くのが待ち遠しい!

でも2週間以上あるじゃないのよ! ああ、もう!

こうなったら既に公開されている製品マニュアル読んで

気分転換しよっ!!

という気晴らしを行っていました。すると、「ポメラニアン(デジタルメモ・ポメラを愛好するマニアが自称することのあるもの)」が気になるようないろいろな小さなところが改善されていることに気が付きました。

今回は、我々「ポメラニアンが気になる小さなところ」と題して、他のメディアが報じていないような、小粒を激選し噛みしめて、実機が届くまでの退屈しのぎをしたいと思います

  • この記事は2分~5分程度で読むことができます。
  • この記事はDM200の公開されている製品マニュアルを読んで「当ブログの筆者が実機を触らずに仕様を推測した”ポメラDM200のマニュアルレビュー”」です。
  • 本当は小さなことを、、、と思っていたのですが、DM100から物凄く進化しているので結果として大粒になってしまったきらいがあります(^^;)。
  • また、以下の記事で実際の仕様を網羅的に把握することが出来ます。
【DM200】あらゆる情報を網羅!4万の価値ある?仕様を解説!
2017/01/06 更新:バッテリー容量の公式回答を付記。 2016/11/29 更新:液晶の輝度の計測結果を付記。 2016/11/22 更新:バッテリー容量の検証結果を付記。 2016/11/17 更新:新しいバッテリー容量の検証結果を付記。 2016/11/15 更新:自然放電に関する情報を付記。その他付記。 2016/11/11 初版。テキストでのメモ機能の快適さを追い求め続けている、キングジム社のポメラシリーズ。その最新機種であるDM200が発表されたのが10月4日、そして1...

スリープ&アウェイク方式かも?

ポメラDM100とDM200の、「ポメラニアン」的な小粒の変化。それは、「スリープ&アウェイク方式」になったと思われる点です。製品マニュアルを読み進めると、電源の起動・終了が長押しに変更されていることが記述されています。また、「操作中に電源ボタンを押すとスリープします」と記述されています。スリープの解除は、キーを押したときと電源ボタンの押下です。

実質的に、これらは前機種と同じような操作感をもたらすでしょう。むしろ、キーを押しただけでスリープが解除されるため、より自然なアウェイク動作(起動)をもたらすのではないでしょうか。

ただし、更に調べていくと「フリーズ時には電源を落としてください」といった表現もあるため、これは頭の片隅にでも入れておいたほうがいいかもしれませんね。DM100でも誤動作時や電源入れ替え時にはリセットボタンを押していましたが、感覚的には同じようなものだと思われます。

DM200はスリープ&アウェイク方式!
DM200はスリープ&アウェイク方式!

DM200はスリープ&アウェイク方式!(画像クリックで拡大します)

Unicodeの文字パレットもちゃんと搭載!

ポメラDM100でShift_JISの文字パレットは意外と便利に使っていましたが、なんとUnicodeの文字パレットもちゃんと搭載しているようです。

例えば、ローマ字表記で長母音を示すときに、母音の上に線を引くような表現をしたいとき(例えばōǒのような)、IMEなら「おー」と入力して変換すればよいのですが、ポメラではそうはいきません。そういった特殊な文字を入力するときに、この文字パレットが使えそうです。

※以下の記事で詳細に解説しています。

【DM200】UTF-8、新型ポメラが扱える記号の一覧
ポメラDM200(キングジム)は、前機種のポメラDM100の扱えるShift_JISに加えて、UTF-8が扱えるようになり、多くのテキスト編集を行っている人々から支持を集めており、前機種からの重要な進化のポイントと言っても過言ではありません。扱える漢字に関しては、新型ポメラ発表会のキングジムの発表にて、「JIS第三第四水準の漢字を使用できる」と明言されています。しかし、「では扱える記号がどう変わったのか?」は不明瞭な点がありました。これは、ポメラDM200ではモリサワフォン...
DM200にはUnicodeの文字パレットも搭載されている!
DM200にはUnicodeの文字パレットも搭載されている!

DM200にはUnicodeの文字パレットも搭載されている!(画像クリックで拡大します)

単語登録周りがいろいろと機能強化されている!

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単語登録の制限が柔軟に!

ポメラDM100を使っている私が常々感じていた残念な点がありました。それは、「記号を読みに指定して単語登録ができなかった点」ですそれが、ついにDM200で解消されたようです!

そもそも、DM100の単語登録には、以下のように制限が多数ありました。

DM100は、単語の読みに使える文字の制限が多かった。
DM100は、単語の読みに使える文字の制限が多かった。

DM100は、単語の読みに使える文字の制限が多かった。(画像クリックで拡大します)

そのため、使用頻度の低い記号に定型文を登録したり、IMEっぽく「<-」と入力して「←」へ変換するようなことができませんでした(Google Inputでも単語登録で同様の変換ができます)。しかも、DM100では「読み最大8文字、語句最大18文字まで」の単語しか登録できませんでしたが、これも大幅に緩和され「読み最大32文字、語句最大100文字」まで登録可能になりました。さらに、登録できる単語数も「1,000単語→20,000単語!!」にまで補強されたようです。

また、地味に効果がありそうな「品詞」の細分化。せっかく登録した単語でも、品詞の設定によっては誤変換のもとになったり、特定の文脈(文法)では変換されなかったりする恐れがありました。これが「33種類→74種類」に拡張されました。

ただ、品詞は正しく設定しないとそれこそ変換がうまくいかなくなるので、慣れないうちは「名詞・固有名詞」で登録した方がいいかもしれませんね

DM200は単語登録機能が凄い!
DM200は単語登録機能が凄い!

DM200は単語登録機能が凄い!(画像クリックで拡大します)

ポメラ初!! 単語の自動学習に対応!?

筆者が「まじか!」と思わず叫んでしまったのが、この自動学習。ポメラはテキスト入力専用機でありながら、漢字変換の自動学習機能は搭載されてきませんでした。それが、DM200にはついに搭載されたようです。ただ、マニュアルには「どのような条件で自動学習するかが記載されていません」でした。たぶん、通例なら「かな漢字変換時に文節変更等を行って、再変換した語彙を記憶する」ものではないかと思われます。ただし、以下に掲示するスクリーンショットを見る限りでは、更に「自動学習時に、ポメラの内部辞書に登録されている語彙の場合は自動的に品詞も一緒に設定する」という動作が行われているかもしれません。

ただやっぱり、マニュアルにこれといった記載がないため、実際には実機が来ないと分からないところです。それでも、自動学習対応は胸が躍りますね。…でも、どうせなら予測変換まで搭載して欲しかったのが本音です(汗)。

DM200は単語の自動学習機能を搭載している!?
DM200は単語の自動学習機能を搭載している!?

DM200は単語の自動学習機能を搭載している!?(画像クリックで拡大します)

新しい単語登録辞書はtxt形式に! 前のdic形式も使える!!

また、テキスト形式での辞書に対応したようで、これもとてもありがたいですうまくやればAtokのみならず、Google InputやPOBoxからでも簡単に単語登録を行えるかもしれませんね

また、過去の互換性のために、これまで使っていた「dic形式(Atokの辞書形式)」もちゃんと読み込めます。自分好みに育て上げたDM100の辞書が使えると思うと、とても安心感があります

DM200は単語登録のファイル形式として、テキスト形式も、「dic形式」も両方対応している!
DM200は単語登録のファイル形式として、テキスト形式も、「dic形式」も両方対応している!

DM200は単語登録のファイル形式として、テキスト形式も、「dic形式」も両方対応している!(画像クリックで拡大します)

検索機能が強化(Grep)

Grep(グレップ)って聞いたことありますか? この言葉を知っているあなたは、Linux/Unixを使っているか、はたまた、テキスト関連の事情通です。世間一般では「串刺し検索」と言う機能であり、電子辞書などで一つの言葉を一度に複数の辞書から探し出せる機能を使ったことがある方もいるでしょう。

これがDM200でついに搭載されるようです。DM100を使用していた多くのポメラニアンは、この機能を待ち望んでいたのではないかと思います。

最大3つのキーワードを含むテキストを検索できる!

しかも、このとき関連するキーワードをスペースで区切って最大3つ指定して、それらがすべて含まれるファイルを抽出することができるようになったようです。

DM200はディレクトリやテキストファイルに含まれる任意の文字列で検索することが出来る!?
DM200はディレクトリやテキストファイルに含まれる任意の文字列で検索することが出来る!?

DM200はディレクトリやテキストファイルに含まれる任意の文字列で検索することが出来る!?(画像クリックで拡大します)

でもこれちゃんとジャンプしてくれるかしら(^^;

ただし、マニュアルを読むと「テキスト本文の検索結果には、保存先とファイル/フォルダのパスが表示されます。」というように機能紹介がなされている点は、要注意かもしれません。せっかく串刺し検索したのに、その合致箇所と周囲のテキストを表示しない仕様であると見受けられるのです。そうすると、ヒットした位置へジャンプする機能が実装されていない可能性も出てきます。

そもそも、「ヒットした位置へジャンプする」という機能説明がマニュアルには存在しないようです。そうすると、Grepではないと評価せざるを得なくなくなります。もちろん、ジャンプしなくても全文検索した語彙を記憶してあって、検索されたファイルを開いて即座にF3キーを押下して検索が継続できるようになっていれば左程問題にはならないと思いますが、はたして。これも実機が来ないとわかりませんね。

電子辞書機能強化。で、どうやって呼び出すの?

ポメラに類語辞典が搭載されたことは、とてもありがたいことです。普段私は専用の電子辞書にドイツ語コンテンツを追加したものを、ファンタジー小説を書く際には使っています。そのため、ポメラの辞書はそこまで使用していませんでしたが、ポメラは辞書の内容をコピーすることができるため単語登録の時に使用していました。

その辞書機能は、DM100ならフロントパネルにあったボタンを使って呼び出していましたが、DM200ではそもそもフロントパネルのボタンが廃止されました。ではどうやって呼び出すのかというと、以下のようなショートカットが割り当てられたようです

DM200の辞書呼び出しはキーボードショートカットで簡単に行えるようです!
DM200の辞書呼び出しはキーボードショートカットで簡単に行えるようです!

DM200の辞書呼び出しはキーボードショートカットで簡単に行えるようです!

私は辞書を呼び出すときにいちいち手を放すことが面倒に感じていましたので、この変更はむしろありがたいのですが、どうなのでしょうか。ただやはり一般の方々なら、フロントパネルにボタンが在ったほうが分かりやすかったのは確かだと思いますので、これは何とも言えませんね。(そもそも電子辞書を使ってるんですけどね^^;)

執筆者垂涎の句読点のぶら下げ表示と追い込み表示

実は、この機能は製品マニュアルには記載されていません(汗)。どこに記載されているのかというと、ポメラの公式サイト(http://www.kingjim.co.jp/pomera/)です。

この、「句読点のぶら下げ表示と追い込み表示」は、小説を書いているポメラニアンにはとても嬉しい機能です。むしろ、これまで原稿用紙でしか作文をしたことがないような方々にこそ、重要な機能かもしれません。

原稿用紙などで句読点が行頭に出るとせっかくの句読点の役割(区切りを明示すること)が行頭にいかないと分からないため意味がないとして、はたまた見た目が悪いといった理由で良くないものだとされていました。小学校で学んだ作文の授業で「文末のマスに続く句読点は、次の行に書かず最後のマスの下に書くように」と指導されていると思いますが、これと同じことをポメラが行ってくれるようになります

DM100ではこの機能がなかったため、行数の概算を出すとぶら下げや追い込みがなされていないせいでほんの少し行数換算などがずれることがありました。DM200ではこれがより正確になるでしょう。字数制限の厳しい作品を書く際にとても重要な機能となります。

DM200は句読点のぶら下げ処理に対応!行数換算が正確になる!
DM200は句読点のぶら下げ処理に対応!行数換算が正確になる!

DM200は句読点のぶら下げ処理に対応!行数換算が正確になる!

アウトライン編集

アウトラインエディタというものをご存知でしょうか? そもそも、「アウトライン」というのは「物事の骨格」といった意味があります。「見出し」というと、分かりやすいかもしれません。文章を書く際に、見出しの単位ごとに編集する機能が、アウトライン編集機能です。この見出しの単位で文章を一時的に非表示にしたり、アウトラインを移動して文章の構造を変えたり、柔軟な編集が可能になります。長文の文章を論理的に体系立てて書く際にはとても重宝する機能です。

今回ポメラが採用した「行頭の半角ピリオドの数でアウトラインを表現する」方法は、実は2000年の初頭には既に使われている方式で、コンピューターで文章を書いている人たちの間では一般的な方法でした。

ちなみに、普段私もアウトライン編集を秀丸で行っています後日、この秀丸でアウトライン編集をするためのファイルを公開しますので、これを使えばポメラのアウトライン環境に色付け機能が付いたような環境でテキスト編集ができるようになります。

※公開しました。

【DM200】ポメラのアウトライン機能を超える環境を秀丸エディタで!!
2016/11/22 専用ツールへのリンクを追加。もしあなたが文筆業を生業にしていたり、SFやミステリーなどの論理的な要素が強い小説など書いているのでしたら、「アウトライン編集」ができる「ポメラDM200」に食指が動いているのではないでしょうか? それと同時に、「アウトライン編集‥‥聞いたことはあるけど、どうやってやればいいの??」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。もしあなたが「秀丸エディタ(サイト―企画、)」を使用しているのであれば、この記事を読んで当サイトの管理人...

とはいえ、目新しいものでは決してないのですが、小説のプロット作業などを行う人にはとても嬉しい機能ではないでしょうか。

筆者はアウトライン編集をよく使っているので、DM200がウルトラヒットしそう。
筆者はアウトライン編集をよく使っているので、DM200がウルトラヒットしそう。

筆者はアウトライン編集をよく使っているので、DM200がウルトラヒットしそう。(画像クリックで拡大します)

アウトライン編集をその他のアウトラインエディタで行う

なお、以下のページを参照すると、他のソフトで編集したアウトラインの文章も「OPML」の出力に対応したソフトを使っていたら、簡単にポメラDM200と相互運用できます。以下の記事をご参照ください。

【DM200】アウトラインエディタBIETELと相互運用できる「ぽん。」を開発しました
もしあなたが「秀丸エディタ(サイト―企画、)」を用いて執筆作業を行っているのであれば、以前紹介した以下の記事を参照していただければ直接ポメラDM200(KING JIM、)の扱えるアウトライン形式をカラフルな環境で編集することが出来ます。しかし、秀丸エディタはシェアウェア(有料)なことや、少々扱いづらい点があるため避けている方もいるかもしれません。そこで今回、アウトライン編集専用のフリーソフトであるBEITEL(バイト、)でも簡単にDM200のアウトラインを扱えるよ...
【DM200】ポメラはテキストだけじゃない!マインドマップも扱えます!
今日2016年10月21日は、ポメラ(キングジム)の最新機種である「DM200」の発売日です。既にゲットされている方や、私のようにネットショップで注文して、到着を今か今かと待っている方も居るでしょう。そんな方々の「ドキュメンティング(各種文章化作業)を手助けできたら嬉しいな」という気持ちで開発している、通称「ぽん。(Pome - Pomera OPML Converter - ぽん。)」の最新版を、記念すべき本日にバージョンアップしましたので告知します。

惜しむらくは複数ファイル編集ができないこと

残念ながら「アウトライン編集時に、二つのファイルを切り替えながら編集する」ことができません。

アウトライン編集は、もちろん小説の本文を書く際にも使えます。しかし、プロット作業(物語の設定を決めていく作業)の時は複数のファイルを切り替えながら編集することが多いと思われますが、これができません。アウトライン編集と複数ファイル編集(比較機能)が同時に使えないからです。

もしも小説のプロットをポメラで作る際は、できるだけ一つのファイルで完結するようにした方がいいかもしれませんね。ただ、やっぱり一つのファイルを分割して表示編集する機能も、アウトライン編集時には使えませんので、これは今後の課題だと感じています

DM200のアウトライン編集時は、複数ファイル同時編集ができない。ちょっと残念(TOT)
DM200のアウトライン編集時は、複数ファイル同時編集ができない。ちょっと残念(TOT)

DM200のアウトライン編集時は、複数ファイル同時編集ができない。ちょっと残念(TOT)(画像クリックで拡大します)

最後に

実機入手前ですが、KING JIMさんは製品のマニュアルを事前公開してくれていたり、とても親切だと感じました。そして、DM200は、DM100で上がっていた様々な要望を真摯に実現しているように感じています。

今回の仕様を見て、某掲示板の過去スレでたくさん見た要望が、数多く実現されているように感じます。もちろん、テキスト編集に関する要望、テキスト管理に関する要望、時代のニーズに合わせた要望を、吟味して搭載しているように感じます。

何より、私が普段行っているようなテキスト編集環境が、そのままポメラになった!! とさえ感じる出来であると感じています。はやく実機が来ないかワクワクしています。価格は確かにノートパソコン一台買える額ですが、私にとっては買う価値があります。

あなたも、DM200にわくわくしてみませんか?

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