スノーボードウェアの選び方! ゲレンデで輝くウェアは性能・価格・デザインで選べ!

スノーボードウェアの選び方! ゲレンデで輝くウェアは性能・価格・デザインで選べ!
スノーボードウェアの選び方! ゲレンデで輝くウェアは性能・価格・デザインで選べ!

 

 
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みなさんこんにちは、ガノー(Twitter:ganohr)です。

最近奄美に出戻ったためとんと行けていませんが、10年近く前は1ヶ月に2回・3回は雪山へ通ってスノーボードを楽しんでいました。

 

なぜなら、私はカナヅチで海で泳げないから。

必然的に山へ行くようになり、当時ブームになっていたスノボに魅了されました。

お世辞にもうまいというレベルではありませんでしたが、うまく滑走できた時の快感が忘れられません。

 

そんな私は今でもたまにスノボウェアをAmazonで探したり、雪山キャンプ用のテントを探したりしています。

…奄美だとサンドスキーかジェットスキーしかありませんが(苦笑)。

 

とはいえせっかくスノボウェア選びのノウハウ。ブログで発信していこうと思います。

そこで本記事では「性能、価格、デザイン」に焦点を当てて「スノーボーダーのためのウェア選び」を解説します!

スノーボードウェアの選び方! 性能で選ぶ

スノーボーダーは宙を舞う
スノーボーダーはお気に入りのウェアを着て宙を舞う。俺にはその能力はなかったが、ウェア選びだけのノウハウは身についた…

スノーボードウェアを選ぶには、性能が大切です。
この性能は大きく分けて「耐水性・透湿性・保温性」の3つがあります。

それぞれ詳細に解説します。

スノボウェアの選び方はまず防水性! ゲレンデは10,000mm、バックカントリーは20,000mm以上を選ぶ

ゲレンデ
ゲレンデで滑るか、バックカントリーに挑むかで装備を変えよう

スノーボードをすると、ウェアに雪が付くのは避けられません。スノボでは雪の上に座ることも多く、スノボウェアには高いレベルでの耐水性(防水性)が求められます。

耐水性とは、「生地の表面に水滴を乗せて上から圧をかけた際の、浸入のしにくさ」のことを指します。水圧がかかっても水が浸入しにくいことを「耐水性がある」と表現します。

耐水性は、「耐水圧」で示されます。耐水圧とは1平方cmあたりに、どの程度の水圧に耐えられるかを示す値です。耐水圧の単位は「mm」で表されます。

直感的に理解できるよう、具体例を示します。

  • 傘の耐水圧:250mm程度
  • 小雨の圧力:300mm程度
  • 平均的な雨の圧力:2,000mm程度
  • 大雨の圧力:10,000mm程度
  • 嵐の圧力:20,000mm程度
  • 体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力:約2,000mm
  • 体重75kgの人が濡れた場所へ膝をついている時の圧力:約11,000mm

耐水圧は人が運動していたり、移動している場合や、風の影響などで大きく変動します。

とくにスノボは雪に囲まれた場所でおこなうスポーツです。

そのため最低限10,000mm程度の耐水圧が必要とされ、これが基準となっています。したがって、「耐水圧10,000mmという基準」を下回るウェアは選ぶべきではありません。

また、ゲレンデ外滑走をするのなら、最低でも20,000mm以上が必要と言われています。

ここで注意したいのが、ウェアに示されている耐水圧は新品の状態で計測されている点です。クリーニングや使用時の摩擦によって性能は低下していきます。いわゆる経年劣化ですね。

この耐水圧を考慮して「どのウェアを着るべきか」を、慎重に選びましょう。

スノボウェアの選び方は透湿性も大切! 汗を気にするなら20,000mg以上、スノーボーダーは5,000mg以上を基準に

飲水の画像(汗の代替表現)
スノボは中程度の運動量に匹敵。1時間あたり500gもの汗をかく。透湿性は重要。

スノボウェアの防水性に次いで大切な性能に「透湿性(とうしつせい)」が上げられます。

透湿性とは、「防水加工された生地が、どの程度の水蒸気を通過させられるか」を示す値です。透湿性は24時間の累計で表します。

防水加工には大きく分けて「不通気性加工」と「通気性加工」の2つがあります。いわゆる雨合羽は不通気性加工による防水加工であり、通気性加工をされたスノボウェアとの違いといえます。

安いウェアは透湿性に乏しいことが多く、スノボ中にベタベタしたり、肌着がぐっしょりと塗れてしまったりします。安いウェアの場合、そもそも透湿性が示されていないこともあります。

スノボは全身スポーツです。

軽い運動ととらわれがちですが、スノボをやると1時間あたり平均500gもの汗をかくとされています。これはおよそ500mLのペットボトル1本分と同じ量であり、透湿性の大切さがわかるでしょう。

スノボで汗による不快感を減らすには、透湿性5,000gのウェアが目安となります。

ちなみに、ウェアの種類によっては透湿性20,000gといったものもあります。快適性は上がるものの、若干オーバースペックといえます。

たとえば激しい運動でかく汗の量は約1000mLとされています。

男子サッカーではおよそ1,300g、女子サッカーで700g程度です。女子軟式野球や男子硬式野球でも、同程度の汗をかきます。それらのスポーツをやっていて、汗で肌着が濡れた経験は誰しもあるでしょう。いくら透湿性が高くても、結局は肌着が汗を吸収します。したがって透湿性の高さは一定以上になると、意味が薄くなるといえます。

なお、汗の量は体重に比例して増加します。

スノボよりも比較的運動量が少ないとされる登山ですが、1kg体重が増加すると5g程度の汗が増加します(鹿屋体育大学・山本正嘉教授研究成果)。スノボはそれより多く汗をかきます。

したがって体が人一倍大きい方や、汗がとても気になる方やお金に余裕のある方は、透湿性10,000g以上のものや20,000g以上のものを選んでもよいでしょう。

スノボウェアの選び方は保温性能も大切! シーズンに合った適切な素材を選びましょう

羊の画像(ウール素材の代替表現)
スノボウェアの最高級品はウール素材が使われる。保温性が高く肌触りもよいが、レイヤリングに難がある。

スノボウェアでは保温性能も大切です。この保温性能は、外側素材や中綿、裏地によって決まります。

ただし、スノボウェアの保温性能は明確な基準がありません。結局、「着てみなければわからない」のです。

そのため、保温性能を大雑把に見定めるためにも、「素材で目星をつける」のがおすすめです。

  • ウール素材:とにかく暖かく高級。オールラウンドの使用に向く
  • 羽毛(ダウン)素材:真冬やバックカントリーでの使用に向く
  • 化学繊維素材:春先や初冬のスキーに向く。レイヤリングすればさまざまなシチュエーションに対応可能。

天然素材のウールやダウンが高級で温かいことは誰でも知っています。化学繊維素材はそれらと比べると、暖かさという点では一歩およびません。

スノボウェアの選び方はレイヤリングも大切! ゲレンデやバックカントリーのコンディションに合わせよう

太陽光を反射するバックカントリー
太陽光を反射するバックカントリー。滑走ルートの状態に合わせてレイヤリングしよう。

スノボウェアの保温性能は重要です。しかし結局ゲレンデやバックカントリーの状態によっても、快適か否かが変わります。

そのためウールやダウンなどの高級品をあえて避けて、安価な化学繊維素材のウェアをレイヤリングして着こなすことも賢い選択です。

レイヤリングとは、簡単に言えば重ね着のことです。特にスノボにおけるレイヤリングは、科学的に理にかなった方法のことを指します。

防水性や透湿性はアウターのスノボウェアに任せ、保温性能を重ね着によって補います。
レイヤリングの仕方は人によりますが、基本となるのは

  • アウター:スノボウェア
  • ミッドレイヤー:空気の層を生みだし、保温
  • インナーレイヤー:汗を吸収し、空気の層を生みだす。肌着

という構成が一般的です。

日本国内のゲレンデやバックカントリーなら、レイヤリングで十分に対応できるといわれています。

スノーボードウェアの選び方2! 価格は性能と相談してベストマッチするものを選ぼう

お金の節約を想起させる画像
防水性は妥協製図、透湿性や保温性をレイヤリングで代替してコスパを実現しよう

スノボウェアに限らず、新しいものを購入するときは「価格と性能のトレードオフ」には悩まされます。

しかし、日本でスノボを楽しむことに限れば、ある程度性能を妥協できます。

このとき、「妥協してはならないもの」をかならず意識しましょう。

スノボウェア選びで妥協してはならない防水性

まず、絶対に妥協してはならないのが「防水性」です。

防水性は雪山でスポーツをおこなう上で最も重要な指標であり、命に関わりかねません。

雪山の天気はすぐに変わります。
ゲレンデのように整備された環境であれば耐水圧10,000mm程度のウェアが基本です。
バックカントリーに挑むなら20,000mm程度のウェアを選びましょう。

スノボウェア選びで妥協できるポイントは材質と透湿性

逆に、スノボウェア選びで妥協できるのは「材質」と「透湿性」です。

  • 材質は化学繊維素材を選ぶ
  • 透湿性は5000g程度を選ぶ

ことでコストパフォマンスの高いウェア選びができます。

保温性能は材質と密接に関わってきますが、直前で解説したレイヤリングにより十分に対応できます。
しかし、初心者の場合は命に関わることもあるので、この点は妥協してはなりません。

このような「価格に大きな影響を及ぼす素材の違い」を、「経験によるレイヤリング技術でカバーできる」というわけです。

スノーボードウェアの選び方3! かっこいいとかわいいで選ぼう

お気に入りのスノボウェアを着て滑走中の画像
デザインがかっこいい。それこそがウェア選びの真髄。

スノボウェアを選ぶ際に、性能が重要なことは誰しも理解していることでしょう。されど、スノーボーダーには譲れない点があるのではないでしょうか。

それは「かっこいい」や、「かわいい」にほかなりません。

スノボは感性が重視されるスポーツです。冬のスポーツとしてスキーやフィギュアスケートもありますが、この点がスノボとの決定的な違いといえます。

たとえばフィギュアスケートでは、技術要素として基礎点やでき栄え点などが明確に定義されています。そのほかにも演技構成も採点基準であり、振り付けや構成などの指針があります。

対して、スノボは総合的なかっこよさが採点されます。

もちろん、スノボの技にも難易度なども設定されています。しかし、スノボでは大部分で「オリジナリティ」が評価されます。

要するに「その人らしさ」が技に現れているか否か、スタイルがあるか否かが重視されます。

そんなかっこよさ・かわいさ・オリジナリティを求めるスノボだからこそ、ウェアも自分が好きなデザインを求めることが重要です。

自分が好きなウェアを着て、スノボを楽しみましょう!

最後に

広大なゲレンデとスノーボーダー
広大なゲレンデとスノーボーダー。自然の美しさと驚異を楽しむにはウェア選びが重要。

スノボウェアはシーズンを通して使っていると、案外すぐに性能が衰えてきます。スノボは転倒や横滑りなどのリスクが高く、ウェアのスレは防ぎ用がありません。

そうなると、ウェア素材がもつ耐水性・透湿性は徐々に衰えてしまうのです。

それならばこそ、自分の好みのデザインを選び、レイヤリングして長く使うというのが賢い選択ではないでしょうか!

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当サイト管理人の「ガノー」(Ganohr)は、日本最大手且つ東証一部上場企業が運営するクラウドソーシングサイト『Lancers』にて、認定ランサーとして活動しています。


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