
スプログへのアクセスを遮断し、またスプログが参照する不正なコンテンツ配信元となっているドメインをブロックするための定義を公開します。
この定義をChrome拡張機能である『ScriptSafe』のドメインブラックリストへインポートすることで、スパム被害を軽減します。
更新履歴
2021/09/15 2件のスプログを追加
2021/09/04 1件のスプログを解析し呼び出している全てのドメインを追加
2021/09/03 軽微な修正
2021/08/25 公開
目次
この定義の作成観点
- 実際にスプログを展開していたドメインをもとに作成している
- 日本人向けの定義である
- 危険なリソースの呼び出しをブロックすることも目的としている
実際にスプログを展開していたドメインをもとに作成している
この定義は、30万件に及ぶ当サイトへの不審なアクセスをもとに、実際にスプログからのアクセス/参照/リファラースパム/コピーコンテンツ展開などの結果を統合的に判定して作成しています。全ての定義に根拠があります。
日本人向けの定義である / 危険なリソースの呼び出しをブロックすることも目的としている
この定義は日本人が閲覧する際に、一般的なウェブブラウジングを妨げず、不審なリソースを呼び出されないよう配慮して作成しています。
したがって以下に示す留意点があります。
この定義の留意点
この定義には下記の留意点があります。
- ww1/www1/ww2/www2…を拒否している
- 特定ブログサービスを拒否している
- 特定のトップレベルドメインを拒否している
- 特定の国別ドメインを拒否している
ww1/www1/ww2/www2…を拒否している
ドメインテイクオーバーなどの不正な乗っ取りが多くあるため、「ww1」・「ww2」及び「www1」・「www2」等と指定されたアクセス先は全て遮断されます。
特定ブログサービスを拒否している
- vercel.app
- web.app
- blogspot.**
留意すべきなのはblogspot(ブロガー)を全て遮断する点です。
ブロガーは内包する7割がスプログであり、現状はアクセスべきではありません。
日本人の使用も限定的であり、全体的に遮断することによる損失は無いと判断しています。



例えば有名な『いらすとや』(https://www.irasutoya.com/)はブロガー(ブログスポット)上に展開されているサービスですが、こちらはちゃんと独自ドメインを取得しているため本定義では遮断されません。ブロガー上で運営している場合、独自ドメインの取得によりスプログとみなされないようにしてください。
特定のトップレベルドメインを拒否している
以下のトップレベルドメインはスプログの展開が多く、それでいて日本語のまともなブログはほとんど展開されていないため全体的に遮断しています。
- **.agency
- **.guru
- **.int
- **.pharmacy
- **.vet
特定の国別ドメインを拒否している
以下のトップレベルの国別ドメインはスプログの展開が多く、それでいて日本語のまともなブログはほとんど展開されていないため全体的に遮断しています。
本定義で遮断される国別ドメインの一覧
- **.ae
- **.am
- **.ar
- **.au
- **.ba
- **.bc
- **.br
- **.by
- **.cl
- **.cn
- **.cz
- **.ec
- **.es
- **.fj
- **.gh
- **.gq
- **.gr
- **.hr
- **.id
- **.ie
- **.il
- **.in
- **.ir
- **.ke
- **.lk
- **.mk
- **.mu
- **.mx
- **.ng
- **.nl
- **.no
- **.pa
- **.pe
- **.pk
- **.pl
- **.pt
- **.ro
- **.ru
- **.se
- **.sg
- **.th
- **.tr
- **.ua
- **.za
定義内容(コピー可)
本定義の導入方法
- 拡張機能『ScriptSafe』を導入する
- ScriptSafeを有効化する
- ドメインブラックリストに定義をコピペする
拡張機能『ScriptSafe』を導入する

拡張機能『ScriptSafe』の導入は、以下のアドレスから行います。
ScriptSafeを有効化する

何らかの原因で拡張機能自体を無効化している/無効化されている場合、以下の「Copy」ボタンを押して得られるアドレスをアドレスバーへコピペし、Enterキーを押して拡張機能の一覧を表示し、拡張機能を有効化してください。

また拡張機能の一覧を表示した際に、ScriptSafeのアイコンがグレーになっている場合も無効状態になっています。その際は拡張機能をクリックして設定を呼び出し、有効化してください。
なお、ScriptSafeの設定は以下のアドレスからもアクセスできます。

ドメインブラックリストに定義をコピペする
あとはドメインブラックリストへインポートするだけです。


最後に
今回の定義により、日本からのネットサーフィンがとてつもなく安全になります。
いつの間にか無断で悪意のあるリソースを読み込まれることがかなり減るでしょう。
スプログへのアクセスもある程度ブロックされるため、無用なコンテンツに時間を咲くことも減ります。今回の定義があなたのより良いインターネットライフの一助になれば幸いです。
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