スプログから健全なインターネットを守るための定義を公開―ScriptSafe用ブラックリスト定義

スプログから健全なインターネットを守るための定義を公開―ScriptSafe用ブラックリスト定義
スプログから健全なインターネットを守るための定義を公開―ScriptSafe用ブラックリスト定義

 

 
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スプログへのアクセスを遮断し、またスプログが参照する不正なコンテンツ配信元となっているドメインをブロックするための定義を公開します。

この定義をChrome拡張機能である『ScriptSafe』のドメインブラックリストへインポートすることで、スパム被害を軽減します。

更新履歴
2021/09/17 1件のスプログを追加
2021/09/15 2件のスプログを追加
2021/09/04 1件のスプログを解析し呼び出している全てのドメインを追加
2021/09/03 軽微な修正
2021/08/25 公開

この定義の作成観点

  • 実際にスプログを展開していたドメインをもとに作成している
  • 日本人向けの定義である
  • 危険なリソースの呼び出しをブロックすることも目的としている

実際にスプログを展開していたドメインをもとに作成している

この定義は、30万件に及ぶ当サイトへの不審なアクセスをもとに、実際にスプログからのアクセス/参照/リファラースパム/コピーコンテンツ展開などの結果を統合的に判定して作成しています。全ての定義に根拠があります。

日本人向けの定義である / 危険なリソースの呼び出しをブロックすることも目的としている

この定義は日本人が閲覧する際に、一般的なウェブブラウジングを妨げず、不審なリソースを呼び出されないよう配慮して作成しています。
したがって以下に示す留意点があります。

この定義の留意点

この定義には下記の留意点があります。

  • ww1/www1/ww2/www2…を拒否している
  • 特定ブログサービスを拒否している
  • 特定のトップレベルドメインを拒否している
  • 特定の国別ドメインを拒否している

ww1/www1/ww2/www2…を拒否している

ドメインテイクオーバーなどの不正な乗っ取りが多くあるため、「ww1」・「ww2」及び「www1」・「www2」等と指定されたアクセス先は全て遮断されます。

特定ブログサービスを拒否している

  • vercel.app
  • web.app
  • blogspot.**

留意すべきなのはblogspot(ブロガー)を全て遮断する点です。
ブロガーは内包する7割がスプログであり、現状はアクセスべきではありません。
日本人の使用も限定的であり、全体的に遮断することによる損失は無いと判断しています。

サムネイルGoogleはブログスポットのスパムを即刻排除すべき。またはSpammerへ改名せよBloggerは無料でありながら簡単に収益化できるため、一般利用者よりもスパマーに愛用される。BlogSpotの75%のブログはスパムであると言われるが、Googleはその現状を改善しようとしない。この記事は実際に当サイトの被害状況を告発する ... 続きを読むganohr.net2019-12-17 サムネイルMRS―Meta Refresh Stopper!Chromeで唯一!META Refreshを無効化するブックマークレットメタリフレッシュ(Meta Refresh)は、利用用途皆無であり、利点より欠点が多い。最大の欠点はSPAM配信に利用され暫定対処しかできないこと。本記事ではメタリフレッシュの利点と欠点と現状、当サイト開発のブックマークレットを公開する。MRSを使えば強制リダイレクトを停止できる。 ... 続きを読むganohr.net2020-01-08 サムネイルOCSRI―One Click Spam Reporting Interface―表示しているサイトを一発でスパムレポートするブックマークレットを開発しました最近ブラックハットSEOというかネガティブSEOの被害が著しいです.そうした糞サイトにはスパムレポートを送信するくらいしか手がないので私はGoogleが公開していたChrome拡張を使ってちまちま報告してました.なんでだGoogle!やっぱり貴様はスパム大好きかよ!なんでスパムレポートを簡単に提出できる機能をなくすんだよ!なんとその拡張機能が公開停止になってました.あほじゃね?てことで同じ機能を持ったブックマークレットを開発しました.その名も『OCSRI』(おくすり).スプロ ... 続きを読むganohr.net2021-03-26

例えば有名な『いらすとや』(https://www.irasutoya.com/)はブロガー(ブログスポット)上に展開されているサービスですが、こちらはちゃんと独自ドメインを取得しているため本定義では遮断されません。ブロガー上で運営している場合、独自ドメインの取得によりスプログとみなされないようにしてください。

特定のトップレベルドメインを拒否している

以下のトップレベルドメインはスプログの展開が多く、それでいて日本語のまともなブログはほとんど展開されていないため全体的に遮断しています。

  • **.agency
  • **.guru
  • **.int
  • **.pharmacy
  • **.vet

特定の国別ドメインを拒否している

以下のトップレベルの国別ドメインはスプログの展開が多く、それでいて日本語のまともなブログはほとんど展開されていないため全体的に遮断しています。

本定義で遮断される国別ドメインの一覧

  • **.ae
  • **.am
  • **.ar
  • **.au
  • **.ba
  • **.bc
  • **.br
  • **.by
  • **.cl
  • **.cn
  • **.cz
  • **.ec
  • **.es
  • **.fj
  • **.gh
  • **.gq
  • **.gr
  • **.hr
  • **.id
  • **.ie
  • **.il
  • **.in
  • **.ir
  • **.ke
  • **.lk
  • **.mk
  • **.mu
  • **.mx
  • **.ng
  • **.nl
  • **.no
  • **.pa
  • **.pe
  • **.pk
  • **.pl
  • **.pt
  • **.ro
  • **.ru
  • **.se
  • **.sg
  • **.th
  • **.tr
  • **.ua
  • **.za

    定義内容(コピー可)



    本定義の導入方法

    1. 拡張機能『ScriptSafe』を導入する
    2. ScriptSafeを有効化する
    3. ドメインブラックリストに定義をコピペする

    拡張機能『ScriptSafe』を導入する

    ScriptSafeのChrome拡張機能の公開場所のスクリーンショット
    ScriptSafeのChrome拡張機能の公開場所のスクリーンショット

    拡張機能『ScriptSafe』の導入は、以下のアドレスから行います。

    サムネイルScriptSafeより安全にウェブやサーフィンの制御を取り戻します。 ... 外部サイトへアクセスchrome.google.com

    ScriptSafeを有効化する

    Google Chromeの拡張機能の一覧
    拡張機能の一覧からScriptSafeが有効であることを確認する

    何らかの原因で拡張機能自体を無効化している/無効化されている場合、以下の「Copy」ボタンを押して得られるアドレスをアドレスバーへコピペし、Enterキーを押して拡張機能の一覧を表示し、拡張機能を有効化してください。

     

    Chromeの拡張機能の制御画面
    Chromeのパズルマークのボタンから、拡張機能の一覧を表示しグレーになっている場合ScriptSafeが無効になっている

    また拡張機能の一覧を表示した際に、ScriptSafeのアイコンがグレーになっている場合も無効状態になっています。その際は拡張機能をクリックして設定を呼び出し、有効化してください。

    なお、ScriptSafeの設定は以下のアドレスからもアクセスできます。

     

    ScriptSafeを有効化するScriptSafe上の設定方法の解説画像
    ScriptSafe上での有効化は「有効にします」という項目にチェックを入れ、「保存」ボタンを押す

    ドメインブラックリストに定義をコピペする

    あとはドメインブラックリストへインポートするだけです。

    ScriptSafeへのドメインブラックリストの定義導入方法の解説画像1
    ScriptSafeにドメインブラックリストの定義を導入します。「ホワイトリスト/ブラックリスト」ボタンを押し、ブラックリスト側(右側)の「一括インポート」のリンクをクリックします
    ScriptSafeへのドメインブラックリストの定義導入方法の解説画像2
    ブラックリスト一括インポートのテキスト入力欄へ、コピーしておいた定義をペーストし、その直下にある「+ブラックリスト」ボタンを押します。最後に「保存」ボタンを押せば導入完了です。

    最後に

    今回の定義により、日本からのネットサーフィンがとてつもなく安全になります。

    いつの間にか無断で悪意のあるリソースを読み込まれることがかなり減るでしょう。

    スプログへのアクセスもある程度ブロックされるため、無用なコンテンツに時間を咲くことも減ります。今回の定義があなたのより良いインターネットライフの一助になれば幸いです。

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    当サイト管理人の「ガノー」(Ganohr)は、日本最大手且つ東証一部上場企業が運営するクラウドソーシングサイト『Lancers』にて、認定ランサーとして活動しています。


    ※ 認定ランサーとはLancersにより様々な能力 ( 高い仕事遂行率・高い顧客満足度・多くの実績、など ) を評価したプロフェッショナルを認定する制度です。

     

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