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【DM200】新型ポメラは連続18時間動作じゃない!?実際に検証した

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待ちに待ったDM200。 http://www.kingjim.co.jp/ より引用。
この記事の所要時間: 215

ポメラシリーズ(キングジム)は、省電力故に、乾電池で長時間連続動作することが、人気を博した一つの理由でした。最新機種ポメラDM200の、前機種であるDM100では、単3エネループ2本だけで12時間強も動作しました。

それでは、DM200ではどうでしょうか。以下は、マニュアルからDM200の動作時間のマニュアル内にある説明です。

DM200のバッテリー周りの仕様

DM200のバッテリー周りの仕様

これを見ると、連続動作時間が18時間にも及ぶように見受けられますし、有名なとある発売前の動画レビューでも連続動作時間が18時間であると明言されていました。

しかし、以前よりポメラの動作時間の表記・計測は特殊であり、マニュアルに記載されていた「18時間の動作」という表現は以下の2つの意味が想定されていました。

  • 純粋に18時間連続動作するという意味
  • 前機種と同じ計測方法で、実質9時間連続動作するという意味

です。

前回、当サイトではポメラDM200を分解し、バッテリー周りの調査を行いました。しかし、機器を分解して内部の構造を見ても、明確な情報が得られませんでした。

そこで、今回は実際に連続動作時間を検証しましたので、それを公開します。

検証方法

以下の通り検証しました。

  • バッテリーを100%まで充電する
  • バックライト(明るさ)は購入時の初期値とする
  • 白黒反転モードは使わない
  • ポメラSync(Wi-Fi)は使わない
  • 連続動作の検証はメニューを表示して右キーをリピート入力する

このなかで、「メニューを表示して右キーをリピート入力する」というやり方を解説しておきます。

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キーボードを延々と操作した状態を疑似表現する

ポメラはご存知の通り、テキスト編集に特化した端末です。連続動作時間において、私達利用者が求めることは、「テキスト編集を何時間やり続けられるか」です。最少の明るさで、画面を何時間表示していられるかを求めているわけではありません。

そこで、今回の検証では、「メニューを表示して、右キーをずっと押した状態(キーリピート)状態」を常に発生させることで、

・常にキーボードを操作する
・常に画面を書き換えさせる

といった、かなり過酷な状態で連続動作時間を計測することにしました。バッテリーを消費する一番の要因は、基本的に液晶を頻繁に書き換える動作であり、このような条件下で長時間連続動作するのであれば、それはとても凄いことだと言えるからです。

検証結果

検証結果を表に起し、グラフ化しましたので、以下に掲載します。

DM200のメニューを表示し右キーをずっと押下しっぱなしにし、定期的にバッテリー残量を計測した。

DM200のメニューを表示し右キーをずっと押下しっぱなしにし、定期的にバッテリー残量を計測した。(クリックして拡大します)

この結果より、1時間当たり約10%弱のバッテリーを消費することがわかりました。

また、Wi-Fiを使用しなければ、常に一定の消費電力であることも分かりました。

そして、連続で「10時間15分弱」動作したことを報告しておきます。

バッテリー残量の警告

検証結果により、バッテリー残量の警告が出るタイミングが分かりましたので報告しておきます。

バッテリー低下の警告は、全体容量の20%を切ったタイミングで一度だけ出ます。その後、バッテリー残量が1%に到達すると、「バッテリー切れ」として電源が落ちます。この状態になると、再度電源を入れ直してもバッテリー切れとなります。

この時、通常のパソコンやスマートフォンのように「10%や5%の段階で警告を出すこと」がありません。突如バッテリー切れとなります。ただし、両者と違い編集内容は次回通電時に使用できるためそこまで神経質になる必要はありません。

なお、バッテリーが20%を切った状態で電源を切ったり、蓋を閉じた後、復旧すると再度バッテリー低下の警告が表示されます。

バッテリー残量低下の警告を無視して使用し続けた場合、凡そ2時間10分程度は使用することが出来ます。Wi-Fiを使用する場合は、バッテリー消費が激しいので、即座に充電されることをお勧めします。

それには、以下のようなモバイルバッテリーが重宝します。これは、私が実際に使っているモバイルバッテリーで、コンパクトでありながら、単3アルカリ乾電池4本分に及ぶ容量を備え、2つのUSB出力と、手元用のライト機能を持っています。

(PR)小型で軽量、それなのに大容量。

最後に

この連続動作時間は長いでしょうか。短いでしょうか。

今回の検証結果により、18時間の動作というのは、これまでのシリーズと同様の計測方法による値だということが判明しました。

そうすると、DM100よりはバッテリーよりは2時間弱短いということが分かります。やはり、DM200は高スペック故に、消費電力がとても大きいのでしょうか。それとも、搭載しているリチウムイオンポリマーバッテリーの容量が足りないのでしょうか。

判断はしかねますが、ただやはり10時間を超えたことは及第点だと言えるものの、欲を言うと12時間は動作して欲しかったというのが正直な感想です(高望みし過ぎでしょうか・・・笑)。

しかし、分解レビューの結果から、あれ以上大きいバッテリーを搭載すると更に重くなってしまうでしょうし、大きさとしてもギリギリなのかも知れませんね。

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ひとまず、外で長い時間執筆するようなスタイルでポメラを使っている方は、DM100との運用も考えたほうがいいと言えるでしょう。

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