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【DM200】電池4本で動作、5時間超!電池での運用法を紐解く!

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待ちに待ったDM200。 http://www.kingjim.co.jp/ より引用。
この記事の所要時間: 435

キングジム社(http://www.kingjim.co.jp/)の人気シリーズであるポメラ。その最新機種であるDM200の情報をずっと追っている当サイトですが、もちろん前機種のDM100も大好きでした。その両者の決定的な違いの一つである、乾電池駆動タイプか内蔵バッテリー充電タイプかというもの。

DM200が乾電池を廃止せざるを得なかった理由を様々な角度から検証し、仕様から単3乾電池6~12本必要となることや、分解レビューを行って性能がとても高いため消費電力が増加している可能性が非常に高いことなどを突き止めました。

また内蔵されているバッテリーはとても性能が良く、一度100%まで充電すれば10時間以上連続動作することが、当サイトの検証によってわかっています。

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しかし、それらはバッテリーを100%まで充電した後に充電ケーブルから外して計測した結果でした。

では、バッテリー切れにした状態から単三乾電池を使って充電しながら使用した場合、何時間使用できるのでしょうか。

実際に検証してみました。

検証手順

今回の調査の方法を解説します。
今回の調査の方法を解説します。

今回の調査の方法を解説します。

今回の作業は、以下の手順で行いました。

  • DM200を計測用の設定にする
  • DM200のバッテリーを空にする
  • 新品の乾電池(100均)を用いる
    • 乾電池式モバイルバッテリはグリーンハウス製を使用した
  • その後バッテリー残量を確認していく

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計測用の設定

計測時の設定は以下の通りです。

  • 白黒反転モードを使用する
  • ポメラSync使用しない(=Wi-Fiオフ)
  • 画面の明るさは初期値(下から2番目)

DM200のバッテリーを空にする

充電ケーブルを外しておき、メニューを表示してカーソルキーをリピート入力させることでバッテリー切れを起こさせました。詳細はこちらの記事をご確認ください。

新品の乾電池を使用する

100均の単3乾電池。今回の実験に使用。
100均の単3乾電池。今回の実験に使用。

100均の単3乾電池。今回の実験に使用。

今回使用した乾電池はほぼ100円ショップと謳うCan Do(http://www.cando-web.co.jp/)で購入した、4本で100円(外税)のアルカリ単三乾電池です。乾電池に関しては、ブランドによる容量の差や良し悪しなどはほとんどありません(と私は考えています)。

乾電池式モバイルバッテリはグリーンハウス製

また、今回使用したモバイルバッテリーは、「株式会社グリーンハウス」の「乾電池式モバイルバッテリ」(型番:GREEN HOUSE 乾電池式モバイルバッテリ ホワイト GH-BTB34A-WH
)です(右のリンク)。このモバイルバッテリーは、乾電池のからの給電状態を示すLEDランプが存在し、且つ、給電のオン・オフを切り替えスイッチで制御できます。

また、このモバイルバッテリを使用して7.1インチディスプレイを搭載したRaspberry Pi Model B+を6.5時間連続駆動させることができた経験からも採用しています。

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バッテリー残量の確認

始めは乾電池の容量は満タンですので、DM200のバッテリーが充電されていき、徐々にバッテリーへの充電が間に合わなくなり、バッテリー残量が減少していくはずです。

この状態で凡そ10分おきにバッテリー残量を計測していきます。そして、バッテリー残量が7%を切ったあたりから、バッテリー残量を逆算しながら1%ずつ減る時間を推定し、記録していきました。

スイッチのオン・オフで給電を制御!LEDも光るし便利。
スイッチのオン・オフで給電を制御!LEDも光るし便利。

スイッチのオン・オフで給電を制御!LEDも光るし便利。

検証結果

それでは、検証結果をご覧ください。

ポメラDM200を単三乾電池4本で充電しながらキーリピートさせて連続駆動時間を計測した結果。
ポメラDM200を単三乾電池4本で充電しながらキーリピートさせて連続駆動時間を計測した結果。

ポメラDM200を単三乾電池4本で充電しながらキーリピートさせて連続駆動時間を計測した。この時、白黒反転モードを使用している。(クリックして拡大します)

この結果により、乾電池を使用しながらキーを操作し続けると、

  • 単三乾電池4本では18%までしかバッテリーは回復しないこと
  • そのピークが2時間20分前後に到達すること
  • それ以降徐々にバッテリーは減衰していくこと
  • 5時間経つ頃にはほとんどバッテリーが無くなってしまうこと
  • 白黒反転モードを使用してもかなり実用的な時間が得られること

が分かりました。

また、この計測上の経験により、

  • 乾電池のような不安定なバッテリーでは警告なしに不意に落ちてしまうこと
  • バッテリー充電に乾電池が使えないこと

も分かりました。

乾電池ではバッテリー充電の用途に向かない

乾電池じゃDM200に充電する用途では使用できない。
乾電池じゃDM200に充電する用途では使用できない。

乾電池じゃDM200に充電する用途では使用できない。

乾電池は、電子工作・電気工作を行っている方なら、バッテリーとしてとても不安定なものであることはご存知でしょう。それもその筈で、乾電池は条件によって、取り出せるエネルギーが一定しないからです。

また、ポメラDM200自体も乾電池式モバイルバッテリのような不安定な電源は不得手な構造をしているようです。USB給電ポートに何かしらの電圧・電力がかかっている場合、その電源が不安定であることは想定せず、「常に安定した電源と接続している」と想定して動作するようです。

この特徴によって、外部電源からポメラの消費電力を補える電力を得られない場合、ポメラの内部バッテリーからも電力を消費していくことになります。

また、「常に安定した電源と接続している」と想定しているため、消費電力より供給電力が少ない場合でも、画面を閉じても即座にスリープしません。そのため、例えばバッテリーを充電したいからと画面を閉じても常に起動した状態となってしまい、効率的に充電できないことを確認しました。

参考 – 乾電池で充電を試みた結果

新品の単三乾電池4本を同じく使用し、ポメラDM200を閉じた状態でモバイルバッテリーと接続し、どのくらい充電できるか調べました。この計測により、明らかにバッテリー充電中に内部電源が入りっぱなしになり、バッテリーを無駄に消費してしまうことが分かりました。ディスプレイを閉じてキーボードも操作していない状態でも、かなりの消費電力が必要なようです。

ポメラDM200の画面を閉じた状態で単三乾電池4本で充電し、バッテリー残量の変化を計測した。
ポメラDM200の画面を閉じた状態で単三乾電池4本で充電し、バッテリー残量の変化を計測した。

ポメラDM200の画面を閉じた状態で単三乾電池4本で充電し、バッテリー残量の変化を計測した。(クリックして拡大します)

※ 留意:スリープしない・オートパワーオフしない状態で検証しています。この設定による違いがあるかもしれませんので後日追加調査予定です。

検証結果から分かった乾電池運用の仕方

一般的な単3乾電池。英語圏ではAAバッテリーと言う。
一般的な単3乾電池。英語圏ではAAバッテリーと言う。

一般的な単3乾電池。英語圏ではAAバッテリーと言う。

まず、乾電池を使用するには「乾電池式モバイルバッテリ」を使用して運用する必要があります。

続けて、乾電池ではポメラDM200は充電する用途に使用できません。執筆を行う時だけ充電ケーブルを抜き差しして使います。この時、ケーブルを抜き差しするのが嫌な方はGREEN HOUSE 乾電池式モバイルバッテリ ホワイト GH-BTB34A-WH
などを使用します。

また、今回の検証によって、もし緊急時に乾電池を使用した場合でも4時間30分程度は問題なく作業できることが分かりました。なかなか安心して作業できる時間じゃないでしょうか。

しかしながら、4時間30分を超えたあたりからは、不意にバッテリーが落ちてしまう可能性も考慮しなければなりません。

その際は、通常の編集画面の最下部にあるバッテリー表示ではなく、本体情報からみられるバッテリー残量をこまめに確認されることをお勧めします。

そして、バッテリーが5%に到達すると、凡そ25分~30分程度の使用でバッテリーが切れる可能性があることが分かりました。

今回の検証結果を踏まえて、乾電池運用をして頂ければ幸いです。

最後に

単三乾電池4本で5時間ちょっとの連続動作時間。これは、正直な話予想通りの結果でした。私が購入前にバッテリー残量を推定した時点で、単三乾電池でDM200のスペックを実現するには「6本~12本」であると算出していましたが、この範囲に収まっています。ポメラ本体のバッテリーだけで10時間は連続動作するのですから、今回の結果の凡そ2倍の電池が必要だとすれば8本で10時間ということになります。もちろん、乾電池は時間が経つと稀に回復してしまうこともありますし、実際はもう少し効率が上がって7本程度かもしれませんね。

今回私が白黒反転モードを使用したのは、私がRaspberry Piでテキスト編集専用機を開発した際にCUI(Character-based User Interface)を使用した環境であり、背景が黒のフルカラー環境を用いたからです。こちらが同じ乾電池運用で凡そ6時間30分動作しましたので、アウトラインフォント搭載のポメラDM200が単3乾電池4本で5時間程度も動くというのはかなり優秀な存在だと実感しています。

また、当サイトが行ったポメラDM200の分解検証によりCPUのスペックも1GHz程度とかなり高いことも分かっており乾電池では残念ながらこれ以上の要望は酷なのではないでしょうか。

そして誤解しないでいただきたいのが、今回の結果は乾電池を充電用途として使用しなければ、例えば出先で緊急で電源を確保したいといった用途になら、かなり効果的であることを示していることです。

前述したようなグリーンハウスの「乾電池式モバイルバッテリ」は、電池を抜いておけばとても軽量です。バッテリーに不安がある方は、必要な時に電池だけ買えばよいように、このバッテリーのケースとケーブルをカバンの中に入れておくのはとても効果的だと思います。且つ、給電のオン・オフを切り替えられるので、前機種のDM100を運用する際に予備の単三電池四本をバッグに入れて持ち運んでいた方なら、給電オフにした状態で入れておくのも吉かもしれませんね。

でも、私は常にスマホ用のモバイルバッテリーを携帯しているのでそのような不安は一切ありません。

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ただ言えることは、電池・バッテリー、どちらも一長一短ということです。ですので、

自分のライフスタイルに合わせて選び、よいポメライフを過ごしてくださいね!

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