
ポメラ(KING JIM、Site)はDM10、DM5、DM20、DM100、DM25、そして2016年10月21日発売の最新機種であるDM200という、連綿たる進化の過程を経て生まれてきた人気シリーズです。
しかし、DM10やDM20という製品は愛好家も多いのですが、「加水分解により表面がドロドロになる問題」は有名でした。この特性を有していたDM10やDM20は、いわゆるマットな質感をした製品でした。そして最新機種であるDM200もそれと同様にマットな質感っぽいとされており、この加水分解問題が再度起こるのではないかと噂されています。
そこで今回は、加水分解とは何かを調べて解説し、ポメラDM200に加水分解の対策が必要かを考慮するものとします。
更新履歴
2017/10/20 微修正
2017/10/12 微修正
2017/09/25 タイトル修正。本文修正
2017/09/21 アウトライン構造を再修正
2017/02/13 アウトライン構造を修正
2016/10/24 公開
※この記事は、科学の知識が皆無である筆者が、購入したポメラDM200が劣化しないよう、老婆心的に情報を調べて書いている記事です。根拠などは示しますが、適切でないところもあるかもしれません。そのような箇所を発見したらコメント欄へご指摘頂ければ幸いです。
そもそも加水分解とは何?
まず電子辞書で基本情報を調べる

ポメラニアン(ここではポメラを愛用する人々のこと)なら、DM20やDM10を使っているときに経験したかもしれない現象を示す言葉です。
ただし、私は加水分解という言葉は知っていて、実際どういう状態になるのかも知っていますが、それ自体が何が原因であるのかといった知識はありませんでした。
そこで今回、まず手持ちの電子辞書で串刺し検索を多用して調べました。![]() | 【あす楽対象】【送料無料】 カシオ 電子辞書 「エクスワード(EX-word)」(英語重視モデル、170コンテンツ収録) XD-Y9800BK(ブラック) 価格:37,080円 |
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今私が使っているのは、EX-word XD-JT6030 DATAPLUS 10(ジャパネットたかた専用モデル)で、デジタル大辞泉(Site)が搭載されています。
デジタル大辞泉はiPhoneやAndroidにもアプリが公開されているため、結構メジャーになりつつある辞書ではないでしょうか(既にメジャーだという突っ込みは受け付けていません…笑)。
このデジタル大辞泉を用いて加水分解を調べたところ、以下の様に解説されていました。
かすぶんかい【加水分解】
〘名〙(スル)⇒化合物に水が作用して起こる分解反応。~中略~⇒有機化合物では⇒エステルやたんぱく質などが水と反応して酸とアルコールや、⇒アミノ酸などができる反応などがある。水解。
私が物事を調べ始める際は、まず電子辞書を用いるのが常です。インターネット上の情報は無数に役立つ情報がありますが、それと同じかそれ以上の嘘やデマ、若しくは誤解の類があふれ返っているからです。この記事もそのたぐいにならないよう気をつけねばなりません。
先の加水分解の解説で気になるのは
- 「エステル」
- エステルやたんぱく質「など」が
の部分です。エステルというのはカルボン酸エステルやエステル基のことを指しているのだろうと予測できます。誰しも「ポリエステル」というのは聞いたことがあるでしょう。
また、電子辞書を使って調査を進めていくと、よく私たちが買う飲み物を収めている容器である「ペットボトル」のペットは、PET(ポリエチレン・テレフタレート)のことであり、ポリエチレンがポリエステルの内の一つであることも分かります。
また、先ほどの「など」についても調査を継続し
- ポリエステル製品
- ポリエチレン(PE)製品
- ポリエチレン・テレフタレート(PET)製品
- ポリ塩化ビニル製品
などは加水分解し得ることが分かりました。
続きはウェブで!

ある程度、確からしい知識を調べた後は、ウェブサイトで情報を探します。この時、できるだけ論文や学術誌、非一般の専門研究員などの特集記事を主として探します。(この条件で探すと、当サイトは選外になりますね‥‥笑)
インターネット検索で上位になる記事は、確かに多くの方に読まれているものが多いのですが、それがイコール真実であるとは限りません。例えば、「ポメラ DM20 加水分解 対策」などで検索して得られる情報は、実際に体験した人の談を見つけることができますが、これが科学的で理に適っているかどうかまではわかりません。結局のところ自分で正しいと思える情報を探す必要があります。
その中で、他にも役立つ論文や情報元を発見することができましたが、今回は特に加水分解について学術的に分かりやすく解説されていた以下の文献を参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。
- 合成樹脂(ゴム・プラスチック)の劣化評価・分析手法 (財)化学物質評価研究機構 大武 義人(https://kinki-shasej.org/activities/membership/kankyou269_ohtake.pdf)
※この文献に関しては、後ろの記事内で引用させて頂いています。
それでは、まずどのような材質が加水分解するのか調査した結果を報告します!
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