ブルーライトカットの3つの欠点!医学的根拠はなくTPOや変色も問題!?

ブルーライトカットの3つの欠点!医学的根拠はなくTPOや変色も問題!?
ブルーライトカットの3つの欠点!医学的根拠はなくTPOや変色も問題!?

 

 
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みなさんこんにちは! ガノー(Ganohr)です! (≧▽≦)

今回は、

ブルーライトカットのメガネの3つの留意点

を解説します!

これからブルーライトカットを購入しようと思っているかたや、普段から用いていても、ついつい頭の中から抜け落ちてしまいそうな留意点を厳選しています。

 
更新履歴
2018/06/02 スタイル変更
2018/03/21 公開
 

ブルーライトカット眼鏡ってなに?

ブルーライトカット・レンズ’は、ブルーライト(青色可視光)を他の可視光よりも抑えることで、目の負担軽減を目的としたレンズです。

パソコン作業やスマホでの作業が増えた昨今、その需要がとても伸びています。

目の疲れは体の色々な不調の原因となることが指摘されており、

  • イライラの原因になる
  • 集中力低下の原因になる
  • 肩こりの原因になる

といわれています。

しかし一応触れておかなければならないのが、ブルーライトカット自体に、医学的な効果・効能があるかはまだヽヽ証明されていないという点です。

 

それでは、実際にその点を解説し、他2点についても以降解説していきます!

 

ブルーライトカット・レンズの欠点1! - それ自体に医学的根拠はまだない! 所詮は眼鏡業界の販売戦略か?

ブルーライトは本当に目に悪いのか。
ブルーライトは本当に目に悪いのか。

 

ブルーライトカットは、ようするに、「青い光を減らす」ものです。

光には‘波長’があることはご存知でしょう。

 

人間の目で認識できる色を特に‘可視光線’といい、波長の短いほうは380ナノメートルから、波長の長いほうは770ナノメートルまでの範囲になっています。

そして、波長の短いほうから「青紫⇔赤色」と対応しており、虹の色変化に対応します。

この可視光線より波長の短い1ナノメートルから380ナノメートルの範囲を‘紫外線しがいせん’(Ultra Violet、UV)といい、可視光線より波長の長い770ナノメートルから1,000ナノメートルの範囲を‘赤外線せきがいせん’(infrared、IR)といいます。

ちなみに、「ナノ」というのは10億分の1という単位です。

 

数字がたくさんでてくると、わかりにくいので簡単にまとめると、

  • 光には波長がある
  • 目にみえる光は範囲がきまっている
  • 青色の光は波長が短く、それより短くなれば紫外線になる

ということです。

 

波長の短い光は透過率が高く、人体への影響がつよいとされています。

紫外線が肌に悪いのはみな理解しているはずです。

ブルーライトカット・レンズは、

青色(青紫色)だけ減らすのではなく、その近くの波長である紫外線もある程度カットする

ことができます。

 

しかし、「青色の光が、目や視神経にどの程度影響を及ぼすか」については、医学的な物証・実証などはされていません。

また、紫外線と目の疾病しっぺいについても、直接的な因果関係は認められていません。

ただし、眼科医の経験的な見地や一部の統計により、紫外線と緑内障の因果関係が疑われつつあります

 

 

とはいえ、

日常生活のなかでもっとも影響があるのは「太陽光」であり、スマホの光やLED電球の光程度では影響は乏しいとも考えられています。

そのようなスマホの光やLEDの光よりも、

  • スマホやパソコンをつかう際の姿勢や、
  • 目を一定の距離に保ったまま長時間使用することでピント調整力が低下する

ことのほうが問題であり、

ブルーライトカット・レンズは、単なる眼鏡業界の販売戦略でしかない

という見方のほうが優勢でしょう。

 

ようするに、

ブルーライトカット・レンズは、あくまでも老婆心ろうばしん的なもの

と考えて間違いありません。

 

ブルーライトカット・レンズの欠点2! - 安いブルーライトカット・レンズは、TPOに合わせずらい!?

私のもっている、ブルーライトカット・レンズの2種類。パソコン用の眼鏡にブルーライトカット・レンズを採用したもの(上)と、比較的高価なブルーライトカット・レンズ(下)。下側のレンズは「曇天/夜間の減光、紫外線カット、パソコン作業」までできるオーバーグラスタイプ。
私のもっている、ブルーライトカット・レンズの2種類。パソコン用の眼鏡にブルーライトカット・レンズを採用したもの(上)と、比較的高価なブルーライトカット・レンズ(下)。下側のレンズは「曇天/夜間の減光、紫外線カット、パソコン作業」までできるオーバーグラスタイプ。

 

ブルーライトカット・レンズには、大きくわけて2つの種類があります。

それは、

  • レンズに青色の層を足したり、レンズを青色に着色した方式と
  • レンズに細かい凹凸を付けるなどの構造により短波長の光を吸収するようにした方式

です。

主に前者は、価格がやすい反面、紫外線の吸収率は弱いという欠点があります。

後者は紫外線の吸収率が高い反面、値段が高いという欠点をもっています。

 

さらに、

安いブルーライトカット・レンズは、TPOを制限する

という問題点があります。

 

なぜなら、「安いブルーライトカット・レンズは、みる角度によってはかなり青くみえる」からです。

そのため、たとえば自社のオフィスで使用するぶんには問題ありませんが、接客業やサービス業のかたが使用するのは不適切です。

もちろん、葬祭の場でも使用できませんし、なんらかの謝罪の場でも不適切です。

 

このように、ブルーライトカットを普段使用するメガネにつけるのは、あまりお勧めできません。

そもそもの話、

パソコン用・スマホ用の眼鏡を用意したほうが使用を制限されませんし、普段から使用するメガネは青色を用いないブルーライトカット・レンズを選ぶ必要があります。

安いブルーライトカット・レンズをつかう場合、ある程度割り切る必要があるのです。

 

ブルーライトカット・レンズの欠点3! - ブルーライトカットによる変色にご用心!

ブルーライトカット・レンズをつかった際の、白色の変化ぐあい。左のブルーライトカット・レンズを通した白(ティッシュペーパー)は色がやや黄色っぽく変色しているのがわかる。
ブルーライトカット・レンズをつかった際の、白色の変化ぐあい。左のブルーライトカット・レンズを通した白(ティッシュペーパー)は色がやや黄色っぽく変色しているのがわかる。

 

みなさんは、‘加法混色’という言葉を知っているでしょうか。

これはとても常識的なことですが、理解しやすいよう解説しておきます。

 

まず、

コンピュータやスマホの画面は、赤色の光と、緑色の光と、青色の光を重ねて、それぞれの強弱を調整することでさまざまな色を表現

しています。

このような、複数の異なる色の光を重ねて色を再現する方法を、加法混色といいます

加法混色の場合、色々な光を重ね合わせて混色していくと、白色になります。

ようするに、「赤色の光と、緑色の光と、青色の光を同じ強さで重ねると白色になる」のです。

 

では、

ここでブルーライトカット・レンズをかけて白色をみると、どうなるでしょうか?

それは、

ブルーライトカット・レンズの効果によって白色が変色し、やや黄色っぽい白色になる!

のです。

 

そのため、

色を気にする仕事や趣味をもつかたは、最終調整時などはブルーライトカット・レンズを外して裸眼で確認する必要がある

わけです。

もしも視力が弱かったり、乱視が入っている場合は、ブルーライトカット・レンズのないメガネも用意せねばなりません。

この色の変化は、装着していればほとんど違和感はありません。

 

むしろそれが困りもので、変色した状態で調整してしまっても、気づかないこともありえるのです。
 

最後に

ブルーライトカット・レンズ、あなたはどう思うでしょうか。

ブルーライトカットは、

  • 医学的な根拠はなく、パソコンやスマートフォンの需要にけん引されているだけにすぎない
  • 安いブルーライトカット・レンズはTPOを制限する
  • ブルーライトカット・レンズを用いると、色が変わってしまうし、それに気づきにくい

といった明確な欠点があります。

私は25年近くコンピュータを使用しており、ブルーライトカット・レンズを向こう5年近く使用していますが、

  • 特段、目が疲れなくなったような自覚はない
  • 肩こりはブルーライトカット・レンズを用いても変わらない

という印象です。

 

ようするに、

パソコンやスマホによる目の疲れは、ブルーライトカット・レンズをつかうか否かには関係ない

のであって、

  • 適切な姿勢で、一定の距離を開けてつかうこと
  • 画面の輝度を下げてつかうこと
  • 適切な休息をとりながらつかうこと

の方が重要なのです。

 

眼鏡屋で売っているブルーライトカット・レンズや、眼鏡レンズの加工代は2,500円から10,000円程度が多く、そこまで高額ではありません。

お手頃な価格で老婆心てきな安心感をえることも、それらを不要と考えて節約することも、それぞれ意味あるでしょう。

 

あなたはそれでも、ブルーライトカット・レンズを使いますか?

WordPressの不具合対応/カスタマイズ¥15,000~

PC歴25年超、SE歴10年超、WordPress運営歴7年超、WordPressエンジニア歴5年超のスキルとノウハウを提供します

当サイト管理人の「ガノー」(Ganohr)は、日本最大手且つ東証一部上場企業が運営するクラウドソーシングサイト『Lancers』にて、認定ランサーとして活動しています。


※ 認定ランサーとはLancersにより様々な能力 ( 高い仕事遂行率・高い顧客満足度・多くの実績、など ) を評価したプロフェッショナルを認定する制度です。

 

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